就職・転職

未経験からゲームプログラマーに転職する方法

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こんにちは。ゲームプログラマーのメガネです。

この記事では、以下の疑問に答えていきます。

  • ゲーム会社で働いたことのないプログラマーはゲーム会社に入れるの?
  • プログラミング未経験だけどゲームプログラマーにはなれるの?

先に結論です。

プログラミング経験のない人がゲームプログラマーになるのは難しいです。

プログラミング経験があれば転職可能です。

では、ここから詳しく話していきます。

プログラミング未経験者は経験が必須

プログラミング経験のない人が、ゲームプログラマーとして転職するのは困難です。育てる覚悟で採用する場合は新卒を採ります。キャリア採用の場合は、一定以上のスキルを持った即戦力が求められます

プログラミングを学習する

まずはプログラミングスキルを身につけましょう。

独学でもOKです。本やWebサイトで最低3ヶ月は学習しましょう。ただ学ぶだけでは眠くなってしまうので、実際に何かを作ってみて、作りながら学ぶのがおすすめです。

独学だと長続きしないこともあります。1人でがんばれる人もいれば、がんばれない人もいますからね。がんばれない人は、やらないとダメな環境に身を置くと良いです。プログラミングスクールに通うのもおすすめです。

クラウドソーシングなどで仕事を受けられる場合は、仕事をしながら学んでいくと効率が良いです。

プログラマーとして働いた実績を作る

最低限のプログラミングスキルが身についたとして、実績がないと転職は難しいです。

ゲームと関係のない会社でも良いので、プログラマーとして働いた実績を作りましょう。早くゲームを作りたいという気持ちはあるでしょうが、急がば回れで1年は働いた方が良いです。あまりに短期間だと、転職の際に減点される可能性も。

自分でゲームを作ってみる

ゲームプログラマーを目指すからには、ゲーム作りの経験が必要です。転職の際に情熱を見られます。ちょっと調べればゲームの作り方がわかる世の中。もし作ったことがなければ、ホントはゲームを作りたくないんだろうなと判断されます。

働きながらくたくたになった後に、プライベートの時間でゲームを作るのは大変です。作るんじゃなくてゲームで遊びたいこともあるでしょう。ビールを飲んでプログラミングをしたら、バグだらけになるかもしれません。

ただ、小さなゲームでも良いので、情熱に任せて作ってみてください。大きなゲームは完成しない可能性が高いので、ブロック崩し程度の小さなゲームで構いません。

とりあえずゲームを作るなら、Unityがおすすめです。

専門学校に通って新卒として入社する

時間とお金をかけられる人は、これが1番近道かもしれません。2年制のゲーム専門学校に通ってプログラミングを学び、そのまま新卒として入社するパターンです。

学校選びは結構重要で、先生によって当たりはずれがあります。今だにDirectX9でゲームを作っている学校もありますし。何割の学生がゲーム会社に就職できたのか、自分が狙っている会社に入社した先輩はいるのかなど、事前に調べておくと良いでしょう。

ゲームの専門学校に通っても、ゲーム会社に入れるのはほんの僅かです。クラスのトップ3に入っていれば可能性はあるので、成績上位を目指しましょう。

プログラマーは職種を選べば転職できる

いきなりゲームプログラマーは難易度が高い

他業種からの転職で、いきなりゲームの中身を作るプログラマーになるのは難しいかもしれません。まあでも個人でいくつもゲームを作っていて、情熱をアピールできれば可能性はあります。

GitHubに個人作品をいくつか上げておいて、アピールしてみましょう。もしかしたらゲームプログラマーとして採用してもらえるかもしれません。

ツールエンジニア

もしスタンドアロンのアプリを作ったことがあれば、ツールエンジニアとして入りやすいです。C++/C#/Pythonのどれかを使って、ツールを作った経験がある人にはピッタリです。

ゲーム開発で使われるツールは、Photoshop/Illustrator等の2D系のものと、Maya/Blender等の3D系のものがあります。一般的にDCCツールと呼ばれるものですが、この辺りを使った経験があり、プラグインを開発したことがあればなお良いです。

ビルドエンジニア

ゲーム業界では、ビルドやテストの自動化を進めるエンジニアをビルドエンジニアと呼びます。こちらはJenkinsの経験があると良いです。

ソフトウェア業界の方がCI/CDは先行していると思いますので、スキルをお持ちの人は即戦力になれます。クラウドビルドなどクラウド化も進められています。クラウドに強い人にも向いているでしょう。

テストエンジニア

自動テストの設計や実装を行うエンジニアです。

ゲーム開発ではテストがある意味軽視されてきました。開発中は最低限のテストを行い、最後にデバッグで回収することが多かったと思います。

しかしチームが大規模化し、1人のミスで多数の開発者の手を止める可能性が高まっています。テスト設計をしてテストを導入し、みんなが開発しているブランチに不具合を混入させない仕組みづくりが求められています。

テストもソフトウェア業界の後追いをしているので、スキルをお持ちの人は即戦力になれます。

サーバーエンジニア

モバイルゲームやMMORPGなどのサーバー設計とサーバー側のプログラミングを行うエンジニアです。

Web系の会社で技術を磨いた人がゲーム会社に流れてくることがあります。ゲーム会社でネットワークを専門にしているプログラマーもいますが、ほとんどはクライアント側です。

サーバーエンジニアは、ゲーム業界外からきている人の方が圧倒的に多いので狙い目です。

専門職から入ってゲームプログラマーにステップアップ

以上のようにいきなりゲームの中身を作るプログラマーになるよりも、何かの専門職の募集を探して、そこを入口にした方が入りやすいです。

これはあくまでもキャリア採用の場合です。新卒はむしろゲームプログラマーの方が簡単になれます。キャリアは即戦力が求められますからね。

一度ゲーム会社に入ってさえしまえば、その後の異動はできます。

まとめ

未経験の人がゲームプログラマーに転職する方法を紹介しました。

  • プログラミング未経験ならまずは実績を作る
  • ゲーム業界未経験なら入りやすい職種で入る

正直楽な方法はないです。地道にコツコツがんばってください。

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